ウェディングドレスを手作りしています。
ケミカルレース生地を使用したオフショルダーのトップを作っています。
今回はそのレース生地ならではの工程いろいろについて。
モチーフがきれいに見えるよう、縫い目がひびかないよう、手縫い工程がとても多いです。
トップのダーツ。モチーフの見え方を意識する
トップには前見頃、後ろ見頃ともにダーツが入ります。
土台布のダーツはミシンで縫い合わせましたが、表地のレースは本を参考に手縫いで合わせていきます。
ダーツの真ん中あたりを、モチーフを切らないように&重ねたときに柄がきれいに出るように意識しながらカットしていきます。
重ねて、手でまつっていきます。
糸はキルティング用として販売されている「メトラー」を使っています。
細くて目立ちにくい上に丈夫なので、パッチワークに限らずさまざまなシーンで愛用しています。ミシンでも使える。
色の種類が豊富なのも嬉しい!
袖を作る。スカラップをつける。
ミシンで袖を縫い合わせたら、袖口にスカラップをまつり付けていきます。
スカラップは共布。
レース生地の両端がスカラップになっていたので、これをはさみで丁寧に切り取って縫い付けました。
まち針代わりは仮止めクリップを使っています。
クリップは、傷つきやすいサテン生地に穴を空けずに済むし、
接着芯とレース生地で厚みが出て、まち針が差しにくいという悩みにも無縁です。
クリップはもともとよく使いますが、このウェディングドレスの制作では特に役に立ったなあと感じています。
こんな感じで、トップの裾にもスカラップを縫い付けました。
ダーツ処理といい、スカラップのまつり縫いといい、手縫い工程が多いです。
ファスナーも星止めしたり、肩にゴムをまつるのも手縫いになりそうです。
細かい作業が多いけど、楽しくてどんどん進む!
あっさりと完成間近です。
▽これまで掛かった時間
・ビスチェ(ボツ):3h
・スカート:4h
・レーストップ裁断と接着芯:1h15m
・レーストップダーツ:1h
・レーストップ袖:40m
・レーストップ見頃縫い合わせ・裾レース:45m
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計:10時間40分
ボツになったビスチェ分を除いたら7時間40分くらい。